くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

卵巣がん手術後1年経過CT検査の結果を聞いてきました :病気の話35

先日、卵巣がん手術後1年経過のCT検査をしましたが、その結果を聞きに、3月22日に婦人科外来へ行って来ました。

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今回は、検査もなく気楽ではありましたが、万が一悪い結果が出る可能性もあるわけなので、少しだけドキドキしていました。

  結果は異常なし。  1年後の検査はクリアしてひと安心。次回の予約は3ヶ月後です。

1年間、長かったです。書き切れないほど色々ありましたし、色々考えました。今となっては良い経験だとも思います。 

よくテレビドラマなどでは、医者から「がんの告知」をされるってありますけれど、私の場合「告知」ってされませんでした。そういえば「卵巣癌です」って言われませんでした。

主治医から「腫瘍があって、切ってみなければ良性か悪性かわからない」と言われて、切ってみたら「悪性でした」と言われたので、悪性なのだから「癌だよなぁ」と、自分で思っただけ(笑)

「あー やっぱり悪性だったか」とは思いましたが、悪性だったと知って、さほど動揺もしませんでした。幸いステージ1の初期段階だったのもあるかもしれませんが、今考えると、我ながら不思議な心理だったかなと思います。

主治医の説明のしかたが上手だったのかもしれませんね。

oba.hatenablog.com

昨年の今頃は抗ガン治療・化学療法がはじまって フラフラしていました。抗ガン治療は、さすがにつらくて、へこたれそうな時もありましたけれど。夫や看護師さん、薬剤師さんたちの助けを借りて、なんとか乗り越えられました。

私は元来丈夫で、ほとんど病気もしないで来ましたから、体が弱って自分で自分の体をコントロールできないなんて初めてのことでした。これも良い経験。

そういえば、体が弱っている時って、歩いていて健康な人とすれ違う時、ちょっと恐怖を感じるものなんですね。はじめて知りました。

相手は特に激しい動きをしているわけではなくて、普通に歩いているのだと思うのですが、すれ違う時に吹き飛ばされそうな圧力を感じることがありました。健康な人の体から発散されているエネルギーが、弱っている体にはとても強く感じるのかもしれません。これは健康なときには思いもよらない感覚でした。(→ 病気の話36へ