義姉の家から、タケノコが届きました。堀りたてをすぐに持って来てくださったようで、泥つきで、外皮もバリバリ新鮮です。
まだ地面に頭を出していないタケノコを掘り出さなくてはならないので、こんな柔らかなタケノコを掘るのは重労働なんですよね。ありがたいことです。
毎年届けてくれるのですが、昨年は私が料理できなくてお断りしてしまったため、2年ぶりの春の味覚です。
タケノコのアク抜きと保存
さっそく皮を剥いてアク抜きをしました。
米ぬかがあれば良かったのですが、手に入らないので、白米をひと握り入れて、1時間ほど茹で、火を止めてそのま一晩浸けておきます。
その後は、よく水洗いして、水に浸けたまま冷蔵庫で保管。水を替えながら1週間くらいは保存できます。冷凍する時は、私の場合、煮物や混ぜご飯の素など、味付けしてから冷凍しています。
タケノコのおみそ汁
まずは、大好物のお味噌汁を作りました。
これは、アク抜きしたタケノコではなくて、生のままのタケノコを細かめに刻んで作ります。タケノコだけで、油揚げやワカメなどは入れないのが我が家流。
カリカリ歯ごたえがあるくらいに煮てお味噌を入れると、渋みもなく、良い出汁が出て美味しいのです。
作った当日より翌日に温めなおして食べた方が旨みが強くなっている気がします。
タケノコのピリカラ漬け
これも、タケノコをいただくたびに作るメニューです。お酢が入るので冷蔵庫で7日くらい保存できます。
いつも適当に作ってしまうので、ちゃんとしたレシピはないのですが、おおよそ下記のような感じです。
(基本の漬けだれ)
醤油 大さじ3 / 酢 大さじ1~2(好みで) / 砂糖 小さじ1~2(好みで) / 白いりごま 大さじ1/2 鷹の爪 1本(半分に切りタネ取り) / ゴマ油 大さじ1
鷹の爪の代わりに、豆板醤を入れたり、コチュジャンを入れたり、七味を入れたり。ゴマ油を入れないでラー油にしたり。その時の気分によって色々変えています。
また時々、すりおろしニンニクを少し入れたり、すりおろしショウガを入れたりすることもあります。
(作り方)
1 アク抜きしたタケノコを穂先は縦に、それ以外は横に、薄切りにします。
2 1のタケノコをだし汁で茹で、ザルに上げて軽く水切りします。(だしは鳥ガラスープの素やコンソメ、かつおだしの素などを使っています)
3 漬けだれを合わせておき、ゆで上がったタケノコを熱いうちに合わせます。水分で味が薄まる時があるので、薄いようなら醤油または塩を足して調節してください。
4 すぐに食べられますが、冷蔵庫で数時間~1日くらい漬けた方が美味しく食べられます。
春の野菜はアクが強いものが多いのですが、このアクの苦みが、冬の寒さで固まっていた体をほぐして活動的にさせてくれるのだそうです。
おいしいタケノコを食べて、寒さで縮こまっていた体が、やわらかく伸び伸びしてきたような気がします。