くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

病気治療のトラウマ? チクッと一瞬の恐怖:病気の話62

子供のころから病院などかかったことがなかった私が、病気になって入院してから、もう3年、今は概ね普通にすごすことができています。 

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最近気がついたのですけれど、病気前と少し違ってきていることがあります。

たぶん精神的なものではないかと思うのですが、入院のせいか、それとも加齢のせいなのかはわかりません。

自分ではコントロールできないのです。

 

それは、人の話し方で、大声で怒鳴ったり、強い調子で話したりするのを聞くと、気持ちが揺れるのです。

恐怖、嫌悪、なんと言っていいのかわかりませんが。

目の前の出来事だけではなく、夫が見ているテレビで、役者さんが罵りあったりするシーン、お笑い番組で、出演者が興奮してまくし立ているシーン、また、家の前の道を自転車通学する学生が、友達と大声で話す声ですらも。

以前なら気にもしなかっただろうことなのに、なぜか、何とも言えない気持ちになってしまいます。

良くはわかりませんが、自己分析してみると、入院したことが軽くトラウマになっているのかなと思ったりします。

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病院での治療を考えてみると、意識がある状態で、目の中をグリグリかき回されたり(笑)、お腹に針を刺されたり。

麻酔で痛みはないと言っても、色々ありましたから。(これが痛み付きだとしたら、拷問です)

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もちろん、医師も看護師さんたちも、細心の心使いをしてくださいましたので、緊張はしましたけれど、痛みはもちろん、ひどい恐怖はなかったと思います。

でも私って、小心者のくせに、「大丈夫」と我慢して感情を表に出すのが苦手なもので、無自覚のままに恐怖を我慢していたのかもしれないと思います。

いずれにしても、生活に支障がでるほどに深刻な状態ではなくて、大声を聞いたときだけ、一瞬チクッとする感じで、すぐに無くなってしまいますから。

夫がお笑い番組を見ている近くには寄らないようにしたり、声を張り上げるようなセリフが多いドラマは見ないようにしたり(笑) 自分なりに防衛策をとっています。(→病気の話63へ