くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

お弁当の想い出

今週のお題「お弁当」

InstagramやX(Twitter)を眺めていると、美味しそうなお弁当を投稿されている方がたくさんいます。

彩り良く、見た目にも美しく詰められたおかずは、芸術的とも言えます。

こんなお弁当を持って、幼稚園や学校へ、また職場へ通えたら、お昼がどれほど楽しみだろうと思いますね。豊かな時代になったのだなと感じます。

 

私が小学校の低学年の頃までは、(半世紀以上前の話です)まだ給食がありませんでした。

当時、母は毎日、私の分と、出勤する父の分のお弁当を作ってくれていました。

それも、毎日、毎日同じおかず(笑)当時はまだ冷凍食品などありませんでしたから、ご飯に弱りにくいおかずを1~2品が普通でした。

毎日のお弁当のおかずは、卵焼きと、ベビーハム。べビーハムって今でも売っているでしょうか? それとお漬物。ご飯は梅干しと、時々海苔が貼り付いていました。

それでも、ベビーハムが入っていれば贅沢な方でした。

でもさすがにそれが1年、2年と続くものですから、当時ハムは苦手になりました。(今なら懐かしくて食べたいかもしれません)

お弁当はアルマイト製で、私のにはフタに百合の花が描いてありました。

今のような綺麗なポーチなどありませんから、それを新聞紙で包んで持って行っていました。どの子もみんな新聞紙でしたね。

冬になると、教室にお弁当を温めるための箱が置かれました。箱の中は棚になっていて、下に熱した炭を置いて保温します。

登校するとお昼までみんなお弁当をその箱に入れておきました。

でも、今考えるとちょっと恐いですね。冬とはいえ少なくとも4時間はほかほか温めていたわけですから、よく食中毒などの事故が起きなかったなと思います。

先日夫とも話したのですが、やはり夫の小学校時代にもお弁当を温める箱はあったそうです。

私が5年生になった時、給食センターができて、完全給食がはじまったためお弁当はなくなりました。

www.ebaragioba.info

お弁当ということで、当時を思い出してしまいましたが、わが家では近年は家事軽減のため、時々お昼ご飯に、コンビニのお弁当にお世話になっています。

コンビニではかなりメニューの研究をされているのだと思いますが、色々な種類のお弁当があって、なかなかに美味しいので、助かっています。