アニメやマンガなどで老人を表現する時に、額や頬に黒いシミを描くことがあります。あれは、加齢によってできるシミ、老人性色素斑です。
鏡を見て、ふと気づいてしまったのですが、右の頬骨あたりが、まるくベージュ色に変色していました。
もともと、鼻の上に父ゆずりのソバカスがあるので、色素が沈着しやすいのかもしれませんけれど、これまではシミが気になったことはなかったので、プチ・ショック。
病気になってからこれまで約2年間というもの、お風呂上がりにニベア乳液をつける程度で、ほとんどお肌の手入れもせず、化粧もまったくしないという生活をしていました。
以前は頻繁に病院へ通っていたので、診察の時には化粧をしていない方が良いという判断でした。
それにスッピンの方が楽ですし、肌の調子も良いような気がしていたからです。
でもシミに気がついてしまうと、やはり肌に直接日光が当たるのは良くなかったかなと思います。
老人性色素斑について
老人性色素斑はお日様の光を浴びやすい顔や手などにできるシミです。老人斑、日光黒子などとも呼ばれます。
加齢とともに目立つようになって、50歳以上になると約8割、60歳以上になるとほとんどの人に出る可能性かありますが、20代の若い人にもできることもあります。
老人性色素斑の原因
皮膚の表面の細胞が長期間紫外線に当たることで、メラニンが増加沈着してできます。
悪化することはほとんどありませんが、悪性黒色腫という悪性のシミと識別が必要になる場合もあるそうなので、気になる場合は皮膚科で判断してもらった方が良さそうです。
老人性色素斑の予防と治療
予防策としては、長時間紫外線に当たらないようにするということでしょう。
若い頃のツケが年取ってから出るというシミなので、若い時から帽子を被ったり、日焼け止めクリームを塗ったりするなど、日頃からの心がけが大切なのですね。
わかってはいても、徹底するのはなかなか難しいですけれど、できるだけガードしておいた方が良さそうです。
とはいっても、私などはもう遅いかもしれませんけれど、外出時には面倒くさがらずに、軽く化粧くらいはしておこうかなと思います。
治療にはシミ消しの市販薬などもありますし、ホワイトニング用の化粧品なども売っていますが、本格的に治療したい場合は皮膚科へ。お薬やレーザー治療などアドバイスをもらえるはずです。