老化による肌のかゆみについて調べてみました。
実は、寒くなってきた頃から背中がかゆくて、手がとどかないところなので、ちょっと困っていました。
鏡で確認してみても、赤くなっていることもなく、ポツポツ湿疹が出ているわけでもなく、見た目はなんでもないのです。
乾燥のせいかしらと予想はしましたけれど、我慢できないほどではないものの、常時かゆいので困惑しました。
老人性皮膚掻痒症
老化による肌のかゆみは、老人性皮膚掻痒(そうよう)症 と言うそうです。文字通り、老化によって起こってくるかゆみの症状です。
かゆみは、皮膚の表面にある神経への刺激が脳に伝わって起こり、湿疹などの発疹がある場合と、ない場合があるのですが、後者、肌に目に見える異常がないかゆみがある場合を「掻痒症」と言います。
老人性乾皮症
肌に発疹のないかゆみみは、多く「乾燥」 が原因です。他に、内臓が悪い場合もかゆみみが出る場合があるそうです。
乾燥によるかゆみがある症状を「老人性乾皮症」と言います。
加齢とともに、肌で作られる保湿成分が作られにくくなります。皮脂腺の働きも鈍くなり、水分の蒸発を防ぐ皮脂膜が弱くなります。
そのため、皮膚表面の角質細胞から水分が逃げやすくなって、少しの刺激でもかゆみを感じるようになるのだそうです。
掻いてはいけない
痛みほどではないとしても、常時かゆいのは結構つらいものがあります。
でも、発疹がない状態のかゆみは、まだ初期症状です。
かゆいからといって強く掻いて肌を傷つけてしまうと、湿疹のような発疹がでたり、赤くなって炎症を起こしたり、悪化する場合がありますので注意が必要です。
肌のかゆみをとるには
乾燥による肌のかゆみを改善するには、当たり前ながら「乾燥を防ぐ」ことが大切です。
身近にできることでは、保湿効果のある乳液やクリームを塗って保湿すること。
塗る時はやさしく、強くこすらないように気をつけます。入浴後すぐに塗るのがより効果が高くなるそうです。
入浴は熱いお湯に長く浸かるのは良くないので、ぬるめのお湯に適度な時間、保湿効果がある入浴剤を入れるのも良いと思います。
また、洗うときにも、垢すりタオルなどでゴシゴシこすらないようにします。
特に冬など、暖房をつけていると部屋が乾燥しますので、加湿器などを使って乾燥を防ぐことも必要です。
いずれにしても、素人判断は重症化にもつながりますので、長くかゆみが続いて苦しい時には、早めに専門医のアドバイスを貰うべきだと思います。
背中にクリームを塗るのは難しい
私の場合、湯上がりにニベアのボデイミルクを愛用しています。
なんと言ってもリーズナブルですし(笑) あまりベタベタしないので気に入っています。
ただ、自分で背中に塗るのが難しいのですよね。夫に頼むという選択もあるのですが、毎日の事なので申しわけないですし。
そのため、「孫の手」(背中を掻くための棒状の道具)にガーゼを巻き付けて塗っています。
ネットでは、料理に使う「ゴムベラ」を使うというという人もいるそうです。
100鈞あたりで、塗りやすいグッズを開発してくれると良いのですけれどね(笑)