オペラ「カルメン」を観ました。
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こういうサービスがあったとは全然しらなくて、ネットニュースでその話題を見つけたときは、ワクワクして喜びました。
オペラを見るのが好きで、学生時代、OL時代は、年に何回か劇場に足を運んだものでした。
実家に戻ってからは、舞台やコンサートとは無縁の生活を送ってきましたから、映像ででも,またオペラの全幕が観られるなんて、ありがたいことです。
「カルメン」は、スペインを舞台にした、メリメ原作、ビゼー作曲の有名な作品ですが、今回観たアレックス・オリエ演出の舞台は、一風変わっていました。
心躍る前奏曲がはじまると、警官? 制服を着た人達が歩いてきてビックリ。 スーツやジーンズなど、現代の服を身につけた通行人たちが行き交います。
事前に解説文も読まずに、あえて前知識なしに観たので、既存イメージとの違いに驚いてしまいました。
この舞台は、現代社会に置き換えて、タバコ工場の女工役のカルメンは、歌手という設定になっていました。
流れる音楽はお馴染みのカルメンなのに、繰り広げられる舞台は現代という、ちょっとずれた感じが、以外にも心地よくて、面白いと思いました。
歌詞はフランス語なのですが、設定をすると日本語、英語など、の字幕が選べます。
「視覚的」という意味では、オペラの場合、ある程度想像力を働かせて観なければならないのは、暗黙のお約束ですけれど、(オペラ歌手は、体で声を響かせますから恰幅の良い方が多いもので)
カルメン役のステファニー・ドゥストラックさんは、妖艶で肉感的な美女を違和感なく、美しく演じておられました。
声も迫力があって圧倒されるようでした。これでもっと性能の良いスピーカーだったらよかったのですけれど、ノートPCのモノラルスピーカ-でも、その迫力は十分に伝わってきました。
ドン・ホセは、警官のような制服の兵士たちの上官なので、背広にネクタイという衣装でした。
真面目で純情な青年という感じの役どころで、カルメンに魅了されてふりまわされ、身を持ち崩して行くという男を演じています。
ホセの婚約者、純情な村娘ミカエラは、最初ジーンスの上下という庶民の衣装。
フワっとした大人しめのスカート姿のイメージがあったミカエラが、スポーティな姿で舞台に現れた時は、目を見開きました。
エスカミーリョは、人気の闘牛士という設定は変わりませんが、やはりスーツ姿。ホセもそうですが、ちょっとお腹がふくよかなのは、見ないことにして、伸びやかなバリトンボイスを楽しむことにしました。
劇場で観るにには及びませんが、自宅でお茶を飲みながら鑑賞できるのは贅沢なことです。一気に最後まで観るのがむすかしくても、途中で止めて、後で続が観られるのも、動画ならではでした。
カルメンの他に、2022年4月25日まで、研修所生の卒業公演「悩める劇場支配人」のハイライトが配信されていて、これも面白そうです。
今後も色々な演目の配信が予定されているようで、楽しみが増えました。
特に、クリスマスイブから公開される、ロッシーニの「セビリアの理髪師」。これは是非観たいと期待しています。