くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

骨盤内腫瘍治療のため産婦人科へ病棟移動:病気の話4

最初の予定では、代謝内科で20日間の血糖値調整をしてから、その後、眼科の手術をするはずでした。でも、私にはその時、もうひとつ気になるところがあったのです。

 

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それは、左下腹部の圧迫感。触ったときに毎回感じるのではありませんでしたが、たまに何か固い塊があるような、ないような……子宮筋腫? それとも、もっと悪いもの?

 それまでかかりつけの病院を持っていなかった私は、どこの病院へ相談したらいいのか迷ったまま、なんとなく時間が過ぎていました。もしも、突然目が悪くならなければ、婦人科の方が先だったかもしれません。

今は、大学病院のような大きな病院は、紹介状がないと受診しにくいのですよね。役割分担ということなのでしょう、まずは地元の病院で診てもらってからということになります。

子供の頃かかりつけだった病院は廃業してなくなってしまっています。健康で医者知らずだった私は、その後病院にかかることもなく来てしまいました。こういうことになるのだから、軽い症状でも近くの病院へ相談して、信用できるお医者さんと知り合っておくべきでした。

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入院してから数日たって、直後の体調不良が回復してきた頃、代謝内科の主治医に相談してみました。大病院のお医者さんは専門医なので、婦人科の相談をされても困ったとは思うのですが、病院内では、科ごとの連携がとれていて、すぐに婦人科の診察が受けられるように手配してくださいました。

婦人科の主治医は女医さんで、内診もあまり抵抗なく受けられました。下腹部のレントゲン、エコー、MRI、CTなど複数の検査をした結果、夫と一緒に説明を受けました。

診断は「骨盤内の腫瘍」とのことでした。子宮筋腫ならば閉経した後は自然に小さくなるので問題ないことが多いそうですが、場所としては子宮そのものではなくて、卵巣か卵管かもしれない。いずれにしても切ってみないことには、それがどんな腫瘍で良性なのか、悪性なのか判断できないとのこと。

手術するのがベストだけれども、どうしても嫌なら切らないで治療することもできなくはない、また、セカンドオピニオンに相談してみても良いとも言ってくださいました。

やはりなぁ、というのがその時の私の感想。代謝内科の主治医に相談した時点である程度覚悟はしていたので、「手術する」ことを選びました。

夫は予定になかった産婦人科に呼び出されて、開腹手術と言われ、かなり戸惑っていましたが、良性ならともかく、悪性の可能性もあるわけで、そのままにしておくことはできないと考えてくれたようです。

そんないきさつで、入院してから10日ほど経った時点で。代謝内科から産婦人科へ病棟を移ることになりました。(→病気の話5へ)