くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

抗ガン治療の副作用で髪が抜けてきました:病気の話5

病気の話は、入院中だった1月頃ことを書いていますが、今回は、私の現状について少し書いてみようと思います。

くわしくはまた後で書くつもりですが、手術から回復して退院した後、現在は抗ガン治療で「化学療法」を受けています。 

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抗ガン剤を点滴する治療。3~4週間ごとに2泊3日の入院で全6回します。

 1回目は2月1日に入院して2日に治療でした。それから約3週間、22日~24日に2回目の治療をします。

化学療法では、吐き気や、関節の痛み、免疫力の低下など色々と副作用がでて来ます。事前に主治医、看護師さん、薬剤師さんと、それぞれにくわしい説明をしていただいているので、驚くこともなく、悲しむこともなく、淡々と対処はできていると思います。

副作用の出方は人によって違うそうですが、私の場合は点滴をして3日目くらいから吐き気が出てきて、処方された吐き気止めの薬を手離せなくなりました。ダルくて疲れやすいのも、両手の指先がしびれているのも、抗ガン剤の影響だと思います。

3週間後くらいから髪が抜けてきますよとも言われていました。髪が全部抜けてしまうというのは、女性としては複雑な気分ではありますけれど、治療が終わればまた生えてくると聞いてひと安心。

対処方法としては、医療用のウイッグがあるそうですが、とりあえずは帽子を用意してその時にそなえました。できれば、髪を短くカットしておいた方が良かったかもしれません。目が見えにくいため自力で美容院へ行くことができなかったし、美容室の椅子に長く座っていられる体力もなさそうだったので、そのままにしてしまいました。

経験の無いことなので、どんな風に抜けてくるのだろうと、半分の恐れと、半分の好奇心を感じていました。

1回目の治療後、髪を洗ってリンスをしているのに、なんとなくゴワゴワした感じがしていたのですが、抜け毛が多くなった感じはしませんでした。が、昨日あたりから急に顕著になってきて、いよいよかという感じです。説明していただいた通りに3週間目に入ってからでした。

抗ガン剤はガン細胞を壊すのですが、一緒に良い細胞も壊してしまうのだそうです、そのため毛根の細胞も壊されてしまうのだとか。髪が抜けてきたということは、抗ガン剤が効いている証拠とも言えますね。

ブラシで髪をとかすと、文字通り「ごっそり」抜けます。ブラシが抜けた髪でいっぱいになるくらい。ブラシについた髪をまとめると、両掌でボールに丸められるくらい。また、自然に抜ける抜け毛は普通1本ずつですが、数本の束になって床に落ちていたりして、一瞬ギョっとします。

おそらくそう遠くないうちに、髪がみんな無くなってなってしまうのだろうと思います。「おお、これがそうか」と、のんきなことを考えながらも、やはり少し複雑な気分ではありますね。

でも、これでガンの転移や再発リスクが減るのなら、治療する甲斐はあります。あと何年かで60代に入りますけれど、90歳代まであと30年は生きたいと思っているのです。(→病気の話6へ)