くきはの余生

60歳目前に患った卵巣がんと糖尿病についての覚え書き。これからの人生を心豊かに暮らすための活動記録

字が書けない・キーボードを叩いたときから退化がはじまる

久しぶりに、友人から手紙がとどきました。

彼女は、大学の時代の親しい友達で、遠方に住んでいるため、卒業してからは、一度だけ会ったきりです。

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時々メールをしあったり、年賀状を交換しあったったりしていますが、封書というのは初めてなので少し驚きました。

 

最初は、何ごとかと思ったのですが、特に意味は無くて、新型コロナのことがあるので、私への心配と、本人の近況を知らせてくれたようです。

無機質なメールと違って、直筆というのは暖かくて特別な感じがするものですね。

そこで、私も、久しぶりに便せんと封筒を買って、自筆で返事を書くことにしました。

ところが・・・・うまく便せんに文字が書けなくて愕然としました。

考えてみれば、書類に住所名前を書くくらいのことはしますけれど、ワープロを使うようになってから、もう何十年も、まともに手で文章を書いていませんでした。

以前は文章を書くことは日常で、毎日のようにノートや原稿用紙に文字を書き続け、ペンが当たる右手の中指と一差し指が変形していました。

「ペンだこ」って、今では死語に近いかもしれませんが、物書きにとっては勲章でした。

そんなことを思い出しながら、便せんに文字を埋めていたのですが、線が曲がったり歪んだり、なんとも不本意な文字しか書けなくて、落ち込みました。

指先が少しシビレているのも言いわけになるかもしれませんけれど、それにしても昔のような字が書けません。

そのうえ、漢字もずいぶん忘れていました。書けて当然の常用漢字でさえ、間違って書き直したり。読めても書けない漢字が増えてしまったようです。

このままでは、日本語が書けなくなるのではないかと、危機感を感じました。

いつからこんな風になってしまったのかというと、 キーボードを使いはじめた時からかなと思うのです。

今や文章は「書く」ものではなくて「打つ」ものになりました。

ワープロが悪いわけではありません、時代の流れなのだと思います。

でも、それだからこそ、「書く」ことをないがしろにしてはいけなかったなと、思いました。

 なんとかしなくては、と、「書写」をはじめました。小学生のころ文字を書く練習に書写をしたのを思い出して、ノートに小説の文章を書き写してみています。

すぐに飽きて、あまり長い時間はできませんが、ボケ防止にもなるかもしれないいな、とも思っています。

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