三つ編みパンです。
いつもは丸めただけとか、コッペ形とか、簡単な成形が多いのですが、たまには成形に凝ったパンも良いかなと思います。
生地は、甘いリッチ系、お食事用のリーン系などその時によって色々ですが、今回はライ麦10%のソフトライ麦食パンの生地に、ドライクランベリーを入れています。
ソ フトライ麦食パンを焼くつもりでいて、途中で気が変わったと言うのはナイショです。
生地はともかく、ひも状に伸ばして編んで行けば「編みパン」です。
三つ編み、四つあみ、6本編み、8本編み・・・他、複雑な編み方もあります。
かつては色々な編み方を習ったハズですが、不器用な私はあまり複雑な編み方は覚えていません。
三つ編みパンは、文字通り3本の生地を組み合わせて編みます。三本並べて端から編む方法もありますが、今回は真ん中で組み合わせて,中心から編んで行きました。
片方は表編み、もう片方は裏編みになります。
編む時に引っ張りすぎると、発酵して膨らんだときに形が崩れますし、ゆる過ぎてもダレてしまいますので、ほどよい緩みで編むのがポイントです。
また、成形後の発酵(仕上げ発酵)は、発酵させすぎると生地がダレて、せっかくの編み目がきれいに出なくなってしまうので、過発酵にも注意が必要です。
編みパンの起源
編みパンは古代ローマ、ギリシャ時代からあり、エジプトのお墓からも出土しています。
主に儀式などで供物としてお供え用に作られていたとされています。
昔は夫が妻より先に死ぬと、妻は殉死させられて一緒にお墓に入れられていた時代があったそうです。
そのうちに、代わりに妻の髪を切って編んだものを入れるようになって、やがて、髪の代わりに編んだパンを入れるようになったとも言われています。
ドイツ、オーストリアではツオップ、フランスではトレス、スイスでは、ツオップまたはトレス、イスラエルではハラ、ロシアではプレチョーカ等と呼ばれていて、編みパンは各国にあります。