くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

【読んでいる本】魔界水滸伝全20巻・栗本薫著:世界中の妖や魔物が群割拠

今読んでいる本です。栗本薫の 「魔界水滸伝」。電子ブック化されていたので、全20巻合本版で購入しました。

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栗本薫の作品はファンだったので、『魔界水滸伝』は、以前に一度全巻読んでいるので、再読になります。

それも、他の本もあれこれ読み散らしながら、気が向いた時だけ読むので、20巻を読み終えるには、時間がかかりそうです。

 

『魔界水滸伝』は、ファンタジーであり、SFであり、伝奇小説でもあり。今では懐かしいような、昭和の雰囲気のするお話です。

タイトル通りに、この世のものではない、異界からの侵略者クトゥルーの神々や、地球の神々たちの群雄割拠に、人間も巻き込まれて行くというストーリー。

簡単に言うと、日本古来からの神々、西洋の神や悪魔。クトゥルー神話の神々などが、縄張り争いを繰り広げ、力の弱い人間はそれに翻弄されつつも、立ち向かって行くという感じでしょうか。

たくさんの登場人物が出て来て、日本や外国の神話やら伝説など色々なエピソードが複雑に絡み合って行くので、一言で説明するのは難しいです。

ちなみに、クトゥルー神話というのは、クトルフ神話、ク・リトル・リトル神話とも呼ばれ、アメリカのH.P.ラブクラフトという伝奇小説家が書き始めた物語です。

亡くなった後も、その神話体系をもとに、様々な作家が作品を書き続けています。くわしくはこちらへ→【クトゥルフ神話とは】初心者でもよく分かるクトゥルフ神話入門編 | P+D MAGAZINE

 栗本薫さんの文章らしく、これでもかというくらい書き込まれた文章で、凄惨な描写やグロテスクな描写もあり、少々BL(ボーイズラブ)的な部分もあるので、読む人を選ぶかもしれません。

伝奇もの好まない私ですが、『魔界水滸伝』は、結構面白く読めていると思います。