先週末から体調を崩して5日ほど寝こみました。記事の更新は書きためてあったのを予約投稿していたので続けられたのですが、今回のことでストックゼロになってしまいました。
前日まで何でもなく元気でいたのに、朝起きると、めまいがひどくて頭を上げられない、無理に起きると吐き気で苦しいのです。
40代頃から、季節の変わり目にたまに起こるようになりました。毎回同じ症状なので、「あー、またか」と、恒例行事になってきています。
季節の変わり目に体調不良になりがちなことは良く知られていますね。気候の変化や環境の変化によって体に負担が掛かり、自律神経が乱れてさまざまな症状が出ることがあります。
自律神経とは何か
自律神経とは、末梢神経の一つで、心臓を動かしたり、胃や腸を動かししたりなど、意識しなくても自動で動いて体をコントロールしている神経です。
交感神経と副交感神経の2つがあって、それぞれ正反対の働きをしているのですが、この2つの神経がバランス良く働くことで健康状態が保たれています。
交感神経
交感神経は主に昼間、人間が活動する時間に働いている神経です。仕事中や家事をしている時、精神状態が緊張したり、ストレスを感じているときにも。
心拍数が増え、体の筋肉や血管は収縮して、状況に応じて体がパッと動けるように身構えている状態です。
副交感神経
副交感神経が働くのは主に夜間。睡眠中や食事や入浴中、音楽を聴いたりしてリラックスしている時に働いています。
心拍数は落ち着き、血管や体の筋肉はゆるんで、身も心ものんびりしている状態です。
自律神経の乱れとは
交感神経と副交感神経がちょうど良いバランスで働いていれば健康的な生活が送れますが、どちらか一方が強くなったり、弱ったりしてバランスが崩れると、体調に変化があらわれます。
そしてこのバランスは生活のリズムの乱れや、気候の変化、社会生活、人間関係などのストレス、加齢などによって簡単に乱れてしまうもののようです、
自律神経の乱れによる症状
自律神経が乱れた症状を「自律神経失調症」と呼びます。
めまい、立ちくらみ、頭痛、動機、のぼせ、肩こり、動悸、息切れ、下痢や便秘、吐き気、倦怠感、食欲不振、鬱々した気分、等々、さまざまな症状が出ます。
軽い症状だとつい見逃しがちになってしまいますが、それが重なると私のように寝こむようなことにもなってしまいますので、日常からバランスがとれるような生活を心がけたいものです。
自律神経のバランスを整えるためには
自律神経の乱れは、交感神経と副交感神経のバランスをとることで改善できます。つまり、交感神経が影響する昼間の活動で溜まった疲れやストレスを、夜間、副交感神経が働く時間帯に癒やして心身ともにリラックスした状態に戻すこと。
そういう生活を繰り返し続けることでバランスがとれるようになります。つまり、「規則正しい生活」を続けることなのです。
規則正しい生活とは
規則正しい生活とは、おそらく誰でも小学校の頃に学んだと思います。夏休みの宿題で生活記録をつけたりしませんでしたか?
朝早く起きて、しっかり朝食を食べ、勉強したり遊んだり、夜は家族と一緒におしゃべりしながら楽しく夕ご飯を食べ、お風呂に入って早めに就寝。
大人になると、なかなか思うようにはできなくなってしまいますが、子供の頃にしつけられた規則正しい生活が基本です。
一日の日課を見直してみると改善点が見つかります。私自身のことを考えてみると、最近はいつも夜更かししてブログ記事を書いていたり、本を読んでいたりして睡眠時間を削っていました。認知症の母が思うように行動してくれなくて、内心イライラしていることが多くありました。そういう小さなことの積み重ねがバランスを崩してしまったのかもしれないと思います。
朝早めに起きて、お日様の光を浴び、朝ご飯を美味しく食べる。前向きな気持ちで仕事や家事をし、お付き合いはほどほどにして帰宅。趣味を楽しみ、家族の団らんを楽しみ、夕食を楽しみ、ゆったりとお風呂に入って早めに布団に入りしっかり睡眠時間を確保する。
大事なポイントとしては、
- 朝起きて太陽の光を浴びること
- 規則正しい生活のリズムを作ること
- 栄養バランスの良い食事を美味しく食べること
- 家族や友人と笑い楽しむこと
- 適度に体を動かすこと
- ゆったりお風呂に入りリラックスすること
- じゅうぶんな睡眠時間を取ること
これらは、その気になれば難しいことでははありませんが、あわただしい毎日のなかで、ついついおざなりになり、いい加減になってしまうことでもありますね。
私もこの機会に毎日の日課を見直して、生活リズムを整えるようにして行こうと思います。