くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

栗ごはん。今はご馳走だけど、昔はかて飯だった。

今日の一枚は栗ごはんです。

義姉の家からいただいた栗を冷蔵庫のチルドルームで保存していました。半分は茹でて食べましたが、残りがそろそろ保存の限界になってきたので、ようやく重い腰を上げて、栗ご飯を作りました。

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はじめてしまえば、そんなに大変でもないのに、栗の皮を剥くのが億劫で、ついつい「後で」になっていたのです。

栗は大きめのを10個くらい剥いて、中が黒いのをのぞいたら7個になりました。 米と餅米は1合ずつ、合計2合で炊きおこわにしました。

いつも適当に作るので、レシピというほどのものではないのですが、 

米 1合
もち米 1合
生むき栗 7個
酒 大さじ2
自然塩  小さじ1

米と餅米を合わせて洗い、炊飯器に入れて普通の水加減をします。酒、塩、お好みの大きさにカットした栗を入れて、あとは普通に炊くだけ。 

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今では、栗ご飯、筍ご飯など、季節の収穫物を入れて炊いたご飯は特別な味、ご馳走です。我が家でも喜ばれますし、いつもの白いご飯より食が進みます。他の食材を入れることで、お米だけよりも栄養バランスも良くなります。

でも、お米が貴重だった時代には、「かて飯」と言って、穀物や野菜などを入れてご飯の量を増やした節約飯でした。

ご飯に合わせるものを「かて」と呼び、大根飯、芋飯、南瓜飯、栗飯、など、かての名前で呼びます。

亡くなった祖母も戦争中に食べた薩摩芋のご飯にことをたまに話していました。農村地帯に住んでいてもお米がなくて、ほとんどお芋だけのご飯だったとか。

そういう時代を経て、かて飯をご馳走として食べられる私達は、貴重な時代に生きているのだなと感じます。

でも、今年は台風などの影響で、以上に野菜が高騰していると言います。昔とは反対に野菜が贅沢な時代になってきてしまっていますね。 

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