病院でもらう血液検査の結果で、ヘモグロビンA1c(HbA1c)と同様に、いつも気にしているのがヘモグロビン(Hb)の数値です。
HbA1cは糖と結びついたヘモグロビンの量を表していて、血糖値の目安になりますが、ヘモグロビンは、貧血と関わっている数値です。
ヘモグロビンとは
ヘモグロビンは、赤血球に含まれるタンパク質で、鉄ヘムと、タンパク質グロビンが結びついています。肺から入ってきた酸素を体中に運び、二酸化炭素を肺にもどすという役割を担っています。血液中の鉄分が不足するとヘモグロビンが作れなくなって貧血になります。
基準値は、女性の場合12~16、男性の場合はは14~18です。女性は11以下、男性は13以下になると貧血と診断されるそうです。
特に女性の場合は貧血、または貧血気味の人が多いですよね。私も婦人科の手術を受けるときに血が薄いと言われて、何日も鉄剤の点滴をしたり、飲み薬を処方されたりしました。
抗ガン治療中はヘモグロビンの数値7くらいになって、体を起こしていられないくらいの貧血に悩まされていました。治療が終わってからはかなり改善してきて、今は9くらい。基準値よりは低いのでまだ貧血ではありますけれど、以前のような不快感は感じなくなっています。
赤血球数とヘマトクリット
貧血の診断をするのは、ヘモグロビンの量だけではありません。医師は赤血球数とへマクリットの検査結果も合わせて判断します。
赤血球数(R,RBC)は文字通り、赤血球の数で、基準値は女性3.80~4.80、男性4.10~5.30です。
へマグリット(Ht,Hct)は赤血球の容積の割合で、基準値は女性35~45、男性40~50です。