アウスホーベネス・バウアンブロートの試作品です。別名失敗作。
アウスホーベネスとは、ドイツ語で「掘り出す」と言う意味のアウスホーベンの受け身形だそう。バウアンブロートは、ランドブロートと同じように田舎のパンという意味です。
アウスホーベネスという名前の通り、ちょっと面白い成型をします。
実物を見たことがないので、なかなか思うように焼けないのがもどかしい。
できればどこかの教室でしっかり習いたいところなのですけれど、自力で外出できないので、そうも行かないのが残念なところです。
『 ドイツパン大全 森本智子・著(誠文堂新光社)』のレシピを参考に、我が家でも焼けるようにアレンジしています。
ライ麦サワー種とサフ赤ラベルを使用、ライ麦の量が多く、水分量も多いので、トロトロ、ベタベタのやわらかい生地です。
ボールの中でよく混ぜるだけで、そのまま発酵。
水分が多いのでフワッとは膨らまず、トロリと横拡がりになります。
発酵が終わった生地を、手に水をつけた両手ですくい上げるように分割、丸くして、天板に乗せます。これが、「掘り出す」作業です。
そのまま、天板の上で数分ほど休ませてから、蒸気注入したオーブンで焼成します。
焼き上がり、参考書の写真では、もっと表面にツヤがあったのですが、蒸気注入がうまく行かなかったのかもしれません。
私の焼いたパンは、表面がゴツゴツしてツヤがありませんてした。
ライ麦が多いパンなので、重い焼き上がりです。食べてみると、モソモソしていてあまり美味しい食感とは言えませんでした。
もともとこういうパンなのか、私の焼き方が間違っているせいなのか、わかりませんが、きっと、私が違っているのだと思います。要研究ということにしておきます。