ブログ(blog)はウェブログ(Weblog)を略した言葉です。
ウェブサイト(ホームページ)の一種なのですが、ホームページがHTMLを使って0から作って行かなくてはならないのに対して、ブログは縦長の独特の形式があって、時系列に沿って記事を書いていくように作られています。
もともとは、ニュースサイトのURLをコメント付きで紹介していた英語のウェブサイトが始まりだと言われています。
今では、個人の日記や発表の場として、企業のイメージアップのためのビジネスポータルなど、さまざまな用途に使われるようになりましたね。
自己表現のツール
私がはじめてウェブで何か書こうと思ったのは、もう30年以上前のことです。
まだブログは一般的ではなかったので、見よう見まねでHTMLを覚えてホームページを作ったのが初めてでした。
私にとっては、かなり画期的なできごとでした。
それまでは、文芸同人誌で詩や文章を書いていたのですが、原稿を書いて、編集して、印刷して一冊の本になるまで、手間も時間もお金もかかります。
ウェブサイトで自作品を発表するのは、当時は契約していたプロバイダーで無料でできました。
無料で、作品発表の場が持てるなんて、それも、アップすれば不特定多数の人に見てもらえる可能性があるなんて。当時の私にしてみたら夢のような場所でした。
実際には、現実はそんなに甘くはなくて、素人がただ運営するサイトなんてそれほどアクセスがあるわけでもなかったのですが。
それでも、ホームページ)制作の作業は楽しくて夢中になりました。
ウェブ上の仲間ができて、掲示板で交流する楽しさを知ったのもこのころです。
当時はまだ、今のようなスパムも少なかったので、自分のサイトに掲示板を設置しても管理が楽で大らかな時代でした。
ブログとの出会い
ホームページを運営するようになって3~4年過ぎた頃でしたか、はじめて「ブログ」というものを知りました。
縦長で、新しい投稿が一番上に表示されます。古い記事はどんどん下へ回されるので「読みにくいじゃないか」というのが最初の感想でした。
こんな読みにくいサイトはダメだ、と思ってちょっとバカにしていたものでしたが、気がつけばどんどんユーザーが増えて行くじゃないですか?
そんなに便利なのかと気になって、シーサーブログに日記を書き始めたのがスタートでした。
ブログに馴れてみれば、確かに便利なのを実感しました。 いちいちHTMLを編集してアップロードしなくても、サーバー上で全部できてしまいます。
縦長で、一番上の記事しか目立たないと思っていた構造も、よくよく理解してみれば違うことがわかってきました。
工夫することによって、読んで欲しい記事を目立たせることだってできます。
ホームページは十数年運営していましたが、ほとんど更新をしなくなったため解約してしまいました。
現在はもっぱらブログを中心に、好きなことを書きたいように書いて楽しむ日々。ブログとは長いお付き合いになりました。