くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

昔の店員さんと今の店員さん

▲ 「心に残る店員さんとのお買い物のエピソード」を書こう

心に残る店員さんのエピソードというお題なのですが、パッと考えて、個人的には思い浮かぶ方がいませんでした。

でも、ここ10年ほどのことを考えてみると、お買い物をしていて嫌な思いをしたことがないなと感じます。

 

接客教育が徹底されているのか、日本ならではのおもてなし文化がそうさせるのか、みなさん穏やかな笑顔で親切にしてくださるので気持ちよくお買い物ができています。

かつて、30年以上前、私が若かった頃の店員さんは、お買い物をしていると声をかけてきて、ついて回ってアドバイスしてくれるのが普通でした。そういう教育を受けていたのでしょう。

お喋りしながら買い物を楽しみたい人にとってはそれが良かったのかもしれませんが、

自由に気楽に商品を見たい私には、それが監視されているみたいで、窮屈で苦痛でしかたがありませんでした。

時には苛立って、離れてほしいと言ったこともありました。ある時などは、20代そこそこだった私の袖をつかまえて、毛皮のコートを売ろうとして来た人もいました。きっと、キツい売り上げノルマでもあったのかもしれません。

店員さんの裏事情はともかく、毎回でないものの、嫌な気持ちになることもあったのですけれど、いつの頃からか、つきまとい店員さんはいなくなりました。

売り場の接客方針が変わったのでしょうね。

つかず離れず商品の整理などをされていて、必要な時声をかければ、にこやかにすぐに対応してくれる。理想の店員さんです。

特に家電やパソコンなど、私が知識の無い買い物をする時に、専門知識をやさしく噛み砕いて、適切なアドバイスをしていただけたりするのは有り難いです。

おそらく、店員という仕事はストレスの多い仕事で、嫌なお客だっていると思うのですが、そういう気持ちを表面に出さずに対応して、また次もお買い物に来たいと思わせてくれるプロ店員さんがいてくれるのは心強いと思います。