特別お題「わたしがブログを書く理由」
なぜ文章を書くのか、書いてしまうのか、自分でもよくわからないのです。
なぜなんでしょうね。
わからないのですが、どういうわけか「書いてしまう」のですよ。
おそらく自己表現。自分の存在を肯定するための、ひとつの手段なのかもしれないと思います。
勉強が好きな人が興味のあることを研究するように、運動が好きな人がスポーツで体を動かすように、歌が好きな人が歌うように、絵を書くのが好きな人が絵を描くように。
利害関係なく理由も理屈もなく、気がついたら文章を書いてしまう。
私にとって、文章を書くというのは、そういうことなのかなと思います。
それは、書いたものが上手いか下手か、価値があるか無いかなどは関係なく、産み出されてしまうものなので、他人がとやかく言えるものではなく。だたの自己満足であるのかもしれません。
もちろん、書いたものを読んで、誰かが何かを感じてくださったら、それはとても嬉しいことですけれどね。
若い頃、詩を書くことが自分のコンプレックスのはけ口だった時代がありました。
子供の頃ってちょっとしたことが気になったりして、自分を低評価してしまうことがあると思うのですが、私もそんなコンプレックスをたくさん抱えた子供でした。
そんな私が、なんとか自分を保って成長できたのは、詩や文章があったから。
書くことによって自分の気持ちをおさめ、なだめることができたからかもしれないと思います。
当時はそんなこと気づきもしませんでしたけれど、今になって、あれはそういうことだったんだろうなと思ったりしています。
大人になってからも、平凡な人生ですが、生きていれば多少の波乱はあるものです。家族の病気や死、自分の病気など、色々あった時期にも文章を書いていました。
この頃は身近にブログがあったので、さかんに書いていました。
乱れる自分の気持ちを整理して、落ち着くためだったのかもしれません。
後になって読み返すと、かなり恥ずかしいのですけれど、当時はそれが必要だったと思うと、我ながら納得するような気もします。
日常生活をしていると、いつの間にか頭の中で、自分の行動を文章で表現していることがよくあります。自分の行動を書くということは、少なからず客観的に、外から自分を見ていることになるのではないかと思います。
さらに、近年は、自分以外のキャラクターを動かして文章を綴ることもできるようになりました。いわゆる創作です。私に取っては新しい楽しみが増えました。