今週のお題「パイナップル」
パイナップルと言って思い浮かぶのは、フレッシュではなくて缶詰の方です。
どうしても昔のイメージが抜けなくて、生のパイナップルは酸っぱくて、食べていると口の中が痛くなってくる当時の味をイメージしてしまいます。
完熟したパイナップルは甘くておいしいらしいですが、昔、店頭に並んでいた輸入品は、未熟な状態で収穫するので、本来のおいしさがわからなかったのだと思います。
もっとも当時、パイナップルは高級品で、滅多に手に入りませんでしたけれどね。
庶民が食べていたのは、シロップ漬けになったパイン缶でした。
あの頃、お店にスライスしたパイナップルを模したアイスクリームが売っていて、それをマネして、缶詰のパイナップルを冷凍庫で凍らせ、おやつに食べた記憶があります。今食べても、きっとおいしいと思います。
パイナップルのパインは松。アップルはリンゴであり、丸い果物を言う場合もあるそうです。
昔のパイナップルは今のように大きくなかったそうで、松ぼっくりに似ていることからづけられたとか。
果肉には、キュウイなどと同じようにタンパク質分解酵素を含むので、お肉と合わせるとお肉を柔らかくしてくれます。
酢豚に入っていたり、ステーキやハンバーグの上に飾ったりするのは、味付けと同時に柔らかくするためもあるのかもしれませんね。
またゼラチンはタンパク質なので、ゼリーに生のパイナップルを入れようとすると、酵素のはたらきで固まりません。確か、サッとお湯にくぐらせると良いんだかな。
あまり記憶が確かじゃありませんけれど、缶詰のパインならたぶん大丈夫です。