今日の一枚の写真はこちら、我が家の庭にあるみかんの木です。
腰の高さくらいの小さな木で、まったく何にも手入れをしていないのですけれど、時期がくると、ちゃんと実をつけてくれます。
亡くなった祖父が、実の成る木が好きな人で、柿の木、梨の木、柚子の木、そしてこの蜜柑の木を植えました。梨の木は蟻の害にあって枯れてしまったのですが、他の木は毎年実が成って、季節を知らせてくれます。
先月には柿が熟したのですが、今年は夏に台風が多かったり、気候のせいだったりで、熟す前にほとんどが落ちてしまいました。
そして、木の上の方に残った実は、いちばん美味しくなったところで、鳥に突っつかれて、人間の口に入ったのは数個だけでした。
みかんも、もう食べ頃で、鳥だかハクビシンだかに千切られて半分だけになった実が枝についているのもチラホラありました。
ただ、この蜜柑、酸っぱすぎて食べにくいのです。特に土を作るわけでもなく、肥料を与えるでもなく植えたままなもので、そのせいだろうと思うのですが、 それでも、蜜柑の好きな母が喜ぶので、少しもいでみました。
中には 夏みかんくらいに大きくなったのが3個あったので、1つは我が家の仏壇にお供えして、のこり2つは、いつもお世話になっている伯母の家の仏壇用にお裾分けしました。
自分で苦労して育てたわけでもないのですが、実りを収穫するって何だか嬉しい気分がするものですね。祖父が実の成る木が好きだったのは、こういう楽しみを知っていたからかもしれません。
まだ残っているので、残りは時間のある時に夫にもいでもらおうと思っています。私と違って外の仕事が好きな人なので、毎年実の収穫は夫の担当なのです。