断捨離をはじめる前、モノだらけで雑然とした我が家をなんとかしようと、何度かチャレンジしたことはあります。
部屋中のモノを床にぶちまけて、それを揃えて収納場所にもどすというやり方で。
断捨離を実践されている方ならご存じだと思いますが、こういうやり方では、疲れるばかりで全然片づきません。
まずはモノを減らしてからでないと、スムーズに収納するのは無理なのです。
家の片付けをするだけなら、あまり難しいことを考える必要はなくて、単に行動して、部屋を整えてキレイにすればいいことです。
でも、我が家のように、どこにもここにもモノがあふれて重なってしまっている汚家を片付けるには、かなりのエネルギーが必要です。
今すぐの結果を求めず、少しずつ気長にコツコツ実践して行く根気もあった方が良いと思います。
そのため、断捨離を習慣にして、スッキリした状態を 継続させて行くために、気持ちの持ち方、いわば「マインド」もしっかり整えておくべきだと思うのです。
マインドと言っても、あまり大げさに考える必要はありません。断捨離をする理由が自分の中にハッキリと描けているかというのが大切です。
断捨離の意味を知る
まずは、簡単に断捨離や他の片付け方法について調べましょう。ただなんとなく、みんなが言っているからというだけでなくて、ネットで調べるなり、本を読むなりして多少の知識は仕入れておいた方が良いように思います。
それで、そのやり方が、自分に合っていそうか、自分の環境でやりやすそうかなどを考えてみます。
家族構成や部屋数によっても違いますし、マンション、アパート、一戸建てなどお家の形態によっても変わってきます。
断捨離の他にも片付け方法は色々ありますから、自分にあった方法でないと続けて行くのは難しいのです。
断捨離の目的を確認する
次に、実際に断捨離をはじめる前に、なぜ私は断捨離で部屋を片付けるのか、目的を確認します。
私の場合は、「死んだ後に、妹や親戚に負担をかけたくない」が理由でしたけれど、「片付けにかかる時間を半分に減らしたい」でも「来客かが来てもあわてない部屋にしたい」でも「子供の健康のためにスッキリした部屋にしたい」でも、何でも構いませんので、ある程度具体的な理由をみつけてください。
そんな面倒臭いこと、と、思われるかもしれませんが、ハッキリとした目的がないと、最初は良くても、途中で気持ちがゆるんできた時に続かなくなってしまうのです。
断捨離してどうなりたいかを描く
そして、断捨離が完成したら、どうなっていたいか? 自分の姿を想像してみます。
私の場合は「自分が死んだ後、最低限のモノだけを捨てれば良い状態になっている」ことが理想です。
そこまで到達するには、まだまだ道のりは遠いですが、それでも構いません。最終的にどうなりたいかを思い描いておくと、続けて行く励みになります。
このように、 断捨離をしようと決心した時に、ただなんとなくはじめるのではなくて、自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを具体的に確認しておくことで、途中で挫折しないで続けて行けるのではないかと思うのです。