くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

クリスマス・萩原朔太郎:華やかな西洋文化への憧れ

萩原朔太郎の「クリスマス」を読みました。

青空文庫で読めます。→図書カード:クリスマス  底本は『萩原朔太郎全集第三巻』(1977年筑摩書房) 

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幅藁朔太郎は1996年(明治19年)生まれの詩人。日本近代詩の父と言われています。

 北原白秋の雑紙「朱樂」に詩を投稿、室生犀星、山村暮鳥とともに「人魚詩社」を立ち上げて雑誌「卓上噴水」を創刊。室生犀星とは2人雑誌「感情」を発行。詩集に『月に吠える』『青猫』等があります。

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山茶花・岡本かの子:愛憎を超えて夫婦関係を冷静に語る

岡本かの子の「山茶花」を読みました。

青空文庫で読めます。 →図書カード:山茶花 底本は『愛よ、愛』(1999年パサージュ叢書・メタローグ) 

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岡本かの子(1990-19939)は、日本の小説家、歌人、仏教研究家です。

少女の頃から和歌を詠んで新聞の文芸欄などに投稿していました。17歳で与謝野晶子に師事し、雑紙「明星」「スバル」に作品を投稿しました。小説家となったのは晩年です。

跡見女学校卒業後、漫画家の岡本一平と結婚しました。長男は画家の岡本太郎。夫の放蕩や、二人の強い個性がぶつかり合って結婚生活は破綻していて、互いの了解のもとで恋人と同居生活をしたり、奇妙な結婚生活を送ります。

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淺葉なつ作『神様の御用人』を読んだ感想

小説『神様の御用人淺葉なつ・著(メディアワークス文庫)を電子ブックで読みました。

ジャンルとしてはライトノベルになるのでしょうか。ライトノベルの中には、「今どき」すぎておばさんには読みにくい作品もあるのですが、読み応えのあるお気に入りもいくつかあって、この小説もその中の1つです。

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 淺葉なつは、第17回電撃小説大賞で目ディアワークス文庫賞を受賞。『空をサカナが泳ぐ頃』でデビューしました。『神様の御用人』はシリーズ化して現在6巻まで出ています。

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今年もみかんが実りました。収穫するって何だか嬉しい

 今日の一枚の写真はこちら、我が家の庭にあるみかんの木です。

腰の高さくらいの小さな木で、まったく何にも手入れをしていないのですけれど、時期がくると、ちゃんと実をつけてくれます。 

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 亡くなった祖父が、実の成る木が好きな人で、柿の木、梨の木、柚子の木、そしてこの蜜柑の木を植えました。梨の木は蟻の害にあって枯れてしまったのですが、他の木は毎年実が成って、季節を知らせてくれます。

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ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」を観てしまった感想

Amazonプライムビデオで「勇者ヨシヒコと魔王の城」を観てしまいました。

最初1話を観て、なんじゃこれは? と……見るのをやめたのですが、なぜか続きが気になって、ついつい1日2話ずつ最後まで観ました。

 

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主演の勇者ヨシヒコに山田孝之、戦士ダンジョー・宅麻伸、ムラサキ・木南晴夏、メレブ・ムロツヨシなど、脚本監督は福田雄一、テレビ東京系で2011年7月8日~9月23日まで放送されました。

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