くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

映画「cats」を観た感想

Amazonプライムビデオで、映画 「キャッツ」を観ました。ブロードウエイで大ヒットして、日本でも劇団四季がロングラン上演しているミュージカルの映画化です。 

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トム・フーパー監督で 2019年公開。出演は ジェームズ・コーデン 、ジュディ・デンチ、 ジェイソン・デルーロ イ、ドリス・エルバ他。

 「キャッツ」は、T・S・エリオットの詩集『キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法』を元にしたお話。

ロンドンのゴミ捨て場にたむろしている猫たちの中から、唯一の猫「ジェリクルキャッツ」を選ぶために競い合うというストーリー。

さまざまな猫の自己紹介のようなパフォーマンスが続くので、ストーリーがあって無いような 感じで、前知識なく観たらわかりにくいかもしれません。

私は、劇団四季の「キャッツ」がすきで、20代の頃から、東京公演のたびに何度か観ていたのですが、演出や役者が違うとこうも違うものかと、驚きを持って映画を観ました。

第1番の感想は「肉!」(笑) 映画の出演者さんたち、つまり猫たちの体つきが、肉感的というか、生々しいというか・・・映画なので、舞台と違って近いところから撮影するからでしょうか。

衣装が基本レオタードなので、みなさんたくましい体型であることも違和感があったのかもしれません。

劇団四季の「キャッツ」が愛らしい猫であるのに比して、映画の「キャッツ」は、もっと大人の、ふてぶてしくて、したたかな逞しい野良猫たちでした。

物語の案内役的な役柄の白猫ヴィクトリアは、華奢で可愛い猫でした。演じていたフランチェスカ・ヘイワードさんも可愛い感じで印象的でした。

長老猫オールド・デュトロノミーは、イメージとしてはオス猫でしたけれど、映画では女性、 ジュディ・デンチさんが演じていたのも驚きでした。

どうしても劇団四季と比べてしまうので、まっさらな状態で観ることはできませんでした。残念ながらあまり好みではないというのが、正直なところです。

ただ、舞台と違ってダンスしている猫たちのシッポが自由に動くのが楽しかったです。CGなどの技術で演出できるのは、映画ならではですね。