朝食に食べているプレーンヨーグルトがたくさん残ってしまっていたので、ヨーグルトを入れたパンを焼きました。
古い手作りパンの本にあったレシピで、コッペパン型にしてみました。
ヨーグルトは仕込み水に混ぜて30%、お砂糖は食パンよりも多めの10%、油脂にはバターを入れました。
バターを生地に入れる時は、室温でペースト状にしておいた方が入りやすいのですが、今は寒くてなかなか柔らかくなってくれません。
少量なら機械の中に直接入れてしまうのですが、今回は手で揉み込むようにしてから機械にかけました。
バターは牛乳から作られる動物性の油脂で、水分が含まれているので弱りやすいため冷蔵庫での保存が必要です。
パンに入れると風味が良く、含まれている水分のせいでやわらかめの生地になります。
↓ 食パンなどのシンプルなパンに入れるのはショートニングです。
パーム椰子などから作られる植物性の油脂で、無味無臭なのでシンプルなパンに使われます。
またボリュームが出るので大型のパンに向いています。水分は含まれていないため室温での保存ができます。
心臓病の原因になる可能性があるというトランス脂肪酸が含まれていることで、外国では使用制限があるようですが、最近のショートニングは、トランス脂肪酸フリーのタイプのものも出ているので、できれば表示を確認して使った方が良いと思います。
他に、ピザやフォカッチャなどあまり膨らまないパンには、オリーブ油やサラダ油、太白胡麻油など、コクを出したいパンにはラードなど動物性の油脂を使う場合もあります。
前回のカイザーゼンメルで使ったポピーシードが残っていたので、トッピングしてみました。
いつもの食パンよりやわらかくて甘いパンに焼き上がりました。あまりヨーグルトの風味は感じませんけれど、タンパク質、カルシウムの強化にはなるのかなと思います。