髪のお手入れに「椿油」を使い始めました。
抗ガン治療で髪が抜けて、再び生えてきた髪が白髪でした。良い機会なので、この際髪染めを止めグレイヘアで行こうということにしました。
髪の長さは、今では肩よりも長くなって、セミロングくらいになりましたが、白髪は、いわば老化した髪の毛なので乾燥しているのでしょうか。
いつでもパサパサしていて、芯が無いように弱々しいのに突っ張っていて横拡がり。ちょうど手芸用のテグスを束ねたみたいな感じで気分が悪いのです。
そこで、思いついたのが椿油でした。今は亡き祖母が愛用していたなぁと。
よく考えてみれば、先日、3日が誕生日でしたから、私は当時の祖母の年齢になっているのです。ちょっと感慨深いものがあります。
Amazonさんで「五島特産純粋つばき油100ml」を購入してみました。 五島というのは、長崎県五島列島産の椿油ということでしょう。
椿油とは
ツバキ科のヤブツバキの種から採れる植物性の油脂で、オレイン酸を多く含んでいて、酸化しにくく、固まりにくい性質を持っています。
古くは『続日本紀』に記述があるほど昔から使われていた伝統的な油で、化粧品や薬品、食用などに使われます。
物資が不足していた太平洋戦争中にはゼロ戦の燃料に使われていたこともあったとか。
ヘアケアへの使い方
ブラッシングの前に
毎日のブラッシングの前に、手のひらにとって伸ばし、髪全体につけてからブラッシングします。
トリートメントとして
シャンプー前に指先にとって頭皮に付けるようにしながら全体をマッサージします。そのまま20~30分くらにいおいてシャンプーして洗い流します。
リンスとして
シャンプー後。髪を良くすすいだ後に、お湯に3~4滴落として混ぜてすすぎの仕上げをします。
フェイスケア・ボディケアにも
美容液として
洗顔後、化粧水をつけた上から、薄く顔全体に馴染ませます。
ボディオオイルとして
入浴後、お肌が乾燥してしまわないうちに、肌全体に伸ばし油ます。特に、ひじ、ひざ、かかとなど乾燥しやすい場所は念入りにぬりこみます。
ハンドクリームとして
手指やツメにすり込むようにして薄く伸ばします。
こうしてみると、椿油1本で色々に使えますね。
椿油の使い心地
私の場合は、今のところ、朝晩のブラッシングの前に数滴を髪全体に伸ばしています。
もっと油っぽい感じがするのかと思っていたのですが、まったくベタベタしなくてサラッとした付け心地です。
ほとんど香りがないのも負担にならなくて良いと思います。アロマオイルと合わせて好きな香りを付けて使っている人もいるそうです。
まだ使い始めて1週間くらいなのですが、乾燥を防いでくれているのでしょう。パサパサしていた髪が心なしかしっとりなめらかな感じになっているように感じます。
美容効果があるのかどうかは正直なところわかりません。
化粧品と同じで、肌や髪に直接つけるものなので、人によって合う合わないがあると思います。最初は少しずつ様子を見ながら使ってみるのが良いのかなと思います。