くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

トカゲの裏側

 今回の写真は……は虫類が苦手な方はごめんなさい。二階の窓にペッタリ張り付いていたのを見て、思わず写真を撮ってしまいました。 

トカゲとか蛇、カエルとか苦手なのですが、自分で撮った写真ながら、何度見ても背中がゾワッと泡立つような気がします。

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「トカゲの裏側」というタイトルは、なんとなく勢いでつけてしまいました。背中側と、お腹側、どっちが裏側なのでしょうね。 

  

ネットで検索してみたところ、関東地方の民家の窓に張り付いてているトカゲは、おそらく「ヤモリ」ではないかと思います。

ニホンヤモリと言われますが、日本の固有種ではなく大陸からの外来生物です。

おとなしい性格で人間に噛みついたりすることはないそうです。家の壁や窓に張り付いてクモや虫などの害虫を食べてくれることから家を守る「家守」と言われたりして、昔から身近な存在でした。

この二階の窓は足場がないものですから、外側の掃除ができなくて、結構クモの巣とかがかかっていたりします。そのため、このヤモリちゃんは、夕ご飯を食べに来ているのではないかと思います。

家を守ってくれているそうですし、一説には金運アップの縁起物だそうですので、あえてこのままそっとしておこうと思います。

ヤモリと似た動物で「イモリ」と言う動物もいますね。ヤモリがは虫類なのに対して、イモリは両生類です。

お腹側が赤いのでアカハライモリ、またはニホンイモリと呼ばれる日本の固有種だそうです。

イモリは「井守」で井戸や水田の害虫を食べてくれるため、イモリと同様に昔から親しまれてきた動物ですが、フグの毒と同じテトロトキシンという毒をもっています。

お腹が赤いのは毒があることを知らせるための警告色で、さわった手で目をこすると痛みが出たり炎症を起こすとのことですが、死亡例はないので、フグのように食べると命に関わるほどではないようです。でも、あえて食べる必要はないですよね。 

【追記】実はこの記事は10日くらい前から少しずつ書いていたものなのですが、昨日、イモリちゃんの死骸があるのを見つけてしまいました。

ネズミの気配があったので、物置の棚にネバネバのネズミ捕りを置いていたのですが、なんと、写真と同じようにお腹を上向けた状態でくっついていました。

この写真のイモリかどうかはわかりませんが、虫を食べるはずのヤモリが何を思って家の中に侵入して、エサも居なそうなネズミ捕りの上まで来てしまったのか。

いやぁ、なんだかショックでした。別にあのイモリが好きだったわけではないし、ちょっと気持ちが悪いとも思っていたのですけれど。

もしかしたら、私自身も気づかない心の奥で、少しは愛着を感じていたのかもしれません。