ソフト・ライブレッドです。ライ麦の含有量が少ないライ麦パンで、アメリカンライブレッドと呼ぶこともあります。
これは私が以前習っていたパン教室で、3~4年前までのメニューに「パーティブレッド」として入っていたパンでした。最近は変わっているみたいですが。
今回は、ライ麦1.5%で、蜂蜜、卵も加えて、ソフトな感じに焼きました。
ライ麦の量が少ないので、以前焼いたバイツェン・ミッシュ・ブレッドのようにサワー種を使わずに、小麦粉と混ぜて普通に生地を作れます。
パズルパンという四角い焼き型で焼くと可愛いく焼き上がるので、今回新しく焼き型を2つ購入してしまいました。
パンを焼いていると、色々な焼き型が増えてしまいます。なるべく増やさないようにはしているのですけれど、同じパンだけを焼いているのはつまらないので、ついつい色々なパンが焼きたくなってしまうのです。
それに、同じ生地を使っても、成型や焼き型によって、焼き上がりや味が違ってくるのも面白いのです。
成型は丸めて型に入れるだけ。仕上げ発酵後に火通りをよくするために竹串で穴をあけています。
表面の粉はライ麦粉。うっすらとお化粧させました。
我が家の朝食用に焼いたので、ザックリとカットしてしまいましたが、 リボンをかけてラッピングすれば、お持たせやプレゼントにも良さそうですね。
今回はライ麦入りでしたけれど、ブリオッシュのような卵やバターをたっぷり使った生地で焼けば、贅沢なパンにもなりそうです。
同じ生地でワンローフの食パンも焼きました。 いつもの食パンの形。地味ですけれど、安定の形です。
パンの1斤ってどれくらい?
私は通常1.5斤の型で食パンを焼いていますが、パンの1斤、2斤って数え方はなんとなくわかっているような、わかっていないような気がします。
斤は、もともとは中国の重さの単位で、1斤はおよそ600gとされているそうです。
明治維新後に、欧米から食パンが輸入されるようになった時に、食パン1袋が約1ポンド(約450g)でしたが、中国の斤と混同してしまい、食パン1袋を1斤と数えるようになってしまったとのことです。
日本の食パンの1斤は、実は曖昧で、パン屋さんによって大きさや重さにぱらつきがあります。
ただ、日本パン公正取引委員会が、平成24年5月31日から「食パン1斤を340g以上」と決めています。170g以上が半斤、0.5斤、1/2斤。510g以上が1.5斤と決められました。
意外にも、パンの1斤の定義が決められたのは、最近になってなんですね。
山形パンか、角食パンかによっても水分の飛び具合が違いますし、同じ型を使って焼いても使う粉の量によって重さは変わってくるし、キッチリとパンの重さを決めるのは難しいのかもしれませんね。