ドラマ「パンとスープとネコ日和」をオンデマンドで観ました。
2013年松本佳奈監督作、全4話のドラマでWOWOで放送されました。原作は群ようこです。
原作の群ようこさんは、作家、エッセイスト。20代の頃、椎名誠氏、目黒弘二氏らが編集している「本の雑誌」を読んでいたのですが、その当時本の雑誌社の社員さんでした。デビュー作は『午前零時の玄米パン』
群ようこさんの著作は、デビュー作しか読んでいませんし、それもどんな内容だったか覚えていないという状態なのですが、著作一覧を見てみると、たくさん本を書かれているのですね、今さらながらに、読んでみたいと思いました。→ 群ようこ - Wikipedia
主演のアキコ役は小林聡美、店員しまちゃんに伽奈、猫のたろちゃんはのぶりん。岸惠子、光石研、塩見三省、もたいまさこ、美波、加瀬亮他の出演でした。
主人公のアキコは編集者で、仕事が好きで頑張っていましたが、突然に移動を命じられてしまいます。ちょうどその時、食堂を営んでいた母が急死、仕事を辞めて母の食堂を改造してお店をスタートさせます。
小林聡美さんて、確か、PASCOのCMに出演してましたよね。あのCMシリーズ結構好きだったのですが、ドラマの雰囲気としては、あのCMを思い出させる感じでした。
派手さはありませんが、ほっこりやさしい気持ちになれるお話でした。私としては、美味しいパンとスープ、そして猫がいれば文句はないのですけれど。
原作は読んでいませんが、4話に収めるためにはしょったところも多いのかなという感じです。異母弟との関係も自然にという意図なのかもしれませんが、中途半端な感じでしたし、ぜっかくの猫の扱いも今ひとつ。猫に演技させるのは無理なので、演出は難しいのでしょうけれどね。
ああ、それと、お話の最後に出てくるアレ。ネタバレになりそうなので詳しくは書きませんけれど、唐突に場面が変わるので面食らいました。面白いと言えば面白いのですけれど、なんなんでしょう? アレは(笑)
少し残念なところもありましたけれど、全体として癒やし系のお話で、4話つづけて一気に見てしまったくらい、気持ちの良いドラマでした。