クリスマスにちなんだパンということで、「パネトーネ」と「クグロフ」を焼いてみました。
粉砂糖を雪のように降らせたり、リボンや柊の葉で飾ったりすれば華やかなのですが、準備不足で間に合わず、見た目が地味ですけれど(笑)
砂糖やバター、フルーツ漬けなどがたっぷり入った甘い菓子パンです。糖尿病の私は食べてはいけない種類のパンなのですが、今回は特別。妹の家族へのプレゼント用に焼きました。
パネトーネ
パネトーネは、イタリアの伝統的なパンです。本来はパネトーネ種で発酵させて作るらしいですが、私はいつも使っているインスタントドライイーストで作ります。
バターがたくさん入っていて、さらに、お砂糖、ドライフルーツなども入り、ベタベタで重い生地です。
生地にはパネトーネ用のミックススパイス、ブランデー漬けのドライフルーツミックスを入れているので、独特の香りがします。
円筒形の型に入れて焼くのですが、今回はパネトーネ用の紙型に入れました。十字にクープ(切り込み)を入れて焼き、焼き上がり、表面に溶かしバターをたっぷり塗ってあります。
焼きたてすぐに食べるよりも、1日くらいおいてから食べた方が スパイスやドライフルーツの風味が馴染んでおいしく食べられます。
軽くトーストして食べても、香ばしくてなかなかに美味しいです。(焦げやすいので注意)
クグロフ
クグロフは、側面にナナメの溝のあるクグロフ型で焼いた、フランス・アルザス地方の伝統的なイースト菓子です。オーストリア、スイス、ドイツなどでも焼かれているそうです。
イーストで発酵させて作りますが、見た目はパンというよりはバターケーキなどに近いです。
手では触れないくらいのドロドロした生地で、生地を作ったら直接クグロフ型に流し入れて発酵させます。
こちらはパネトーネよりもさらに砂糖が多く入るのですが、計量している時にたまらずに、少し減らしました。
外側はカリカリ香ばしくて、中はふっくらしっとり、こちらも、焼きたてすぐに食べるよりは少し置いてからの方がおいしく食べられます。
薄めにカットしてホイップクリームを添えてもオシャレかもしれませんね。
シュトーレン
今回は焼きませんでしたが、クリスマスのパンとして有名なパンに「シュトーレン」があります。
ドイツの伝統的な菓子パンで、ドライフルーツやナッツ入りで、表面にぎっしりお砂糖をまぶした日持ちのするパンです。
ドイツではクリスマス前の4週間、アドヴェントと呼ばれる期間に、スライスして少しずつ食べながら待つという習慣があるそうです。
実は、最初はこのシュトーレンを焼くつもりだったのですが、以前断捨離をした時に捨ててしまったらしく、レシピが見当たりませんでした。当時はもうパンは焼かないつもりだったもので(汗) 仕方がありませんけれど、取っておけば良かったなと少しだけ後悔しています。