ライ麦粉を手に入れたので、ライ麦入りのパンを焼きました。
バイツェンはドイツ語で小麦。ミッシュは混合、ブロートはパンの意味です。「小麦に混ぜたパン」とでも言うのかな。小麦粉とライ麦粉の混合率によって名前が違ってきます。
ライ麦に比べて小麦の混合率が多いパンは、バイツェン・ミッシュ、ライ麦の方が多いパンはロッゲン・ミッシュ、そして半々のものはミッシュ・ブロートです。
今回焼いたパンは、ライ麦30%をサワー種にして加えています。
いつも小麦粉をお取り寄せしているところには、国産ライ麦粉が売っているのですが、いつも売り切れで手に入りません。国産のライ麦は生産量が少ないので、おそらくいつも売り切れ状態なのでしょうね。
そこで、amazonさんで、オーガニックライ麦粉というのをお取り寄せしてみました。できればもっと粗くひいたものが欲しかったのですが、良く確認しなかったため、届いたのは割と細かめの粉でした。
前日に、ライ麦粉、イースト、水をこねてサワー種を作っておきます。
本来のサワー種はもっと時間をかけて酸味を出すのですが、私の作っているのは簡略化したものです。酸味もほのかに感じる程度で、食べやすくアレンジされています。
翌日、このサワー種を生地に入れてこね、発酵させます。ライ麦パンには定番のキャラウェイシードも入れました。
ライ麦入りの生地は小麦粉の生地よりも弾力がなくて、切れやすいので注意が必要です。
成形は発酵かごのシンペル型で。妹の家の分も作ったので、丸形と長方形の2つ作りました。
2回目の発酵(仕上げ発酵)で生地が型いっぱいまで膨らんだら、クープ(切れ目)を入れて焼成。200度のオーブンで30分くらい焼きました。
焼きたては皮がパリパリ。ほんのり酸味とキャラウェイシードの独特の香りがします。内相のスダチが粗い(大きめの穴が空いている)のは、成形時にガス抜きが平均にいかなかったからかもしれません。
長方形の方は妹にあげたので、妹の夫が気に入ってくれたみたいで、ワインのツマミとして楽しんでくれたそうです。
やはり、おいしいと言ってもらえると嬉しいので、また焼こうという気になるものですね。