くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

手作りパンの実技試験の思い出

今週のお題「試験の思い出」

大学の卒業式終わっあと、「これでもう、試験を受けなくて良いんだ」と、開放感に浸ったのは、もう40年も昔のことになりました。

気持ちだけは、当時とあまり変わらないつもりなんですが、体は正直、年々老化が進むのを自覚させられています。

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社会人になってからも、いくつか試験は受けました。運転免許、それと、パン教室の講師をしていた頃の技術試験、通信講座の卒業試験等々。

人生に関わるような重大な試験はありませんでしたけれど、特に、パンの技術試験は緊張しました。

仕事をしていた教室内での試験なのですけれど、ペーパー試験と実技試験があって、5級から1級まで、毎年、5年間受けます。

今は変わっているかもしれませんけれど、当時、5級はブレッチェンという小型パン、4級ロールパン、3級イギリスパン、2級クロワッサン、1級フランスパンが課題でした。

試験会場で試験管の前で、作業しなければなりません。

3級くらいまでは、なんとかなりましたが。クロワッサンが難しかった。

バターの折り込みから、80cmくらいに生地を平らに伸ばして、三つ折り、もう一度伸ばして三つ折り、更に伸ばして成形と複雑なので、緊張していてなかなかうまく行かなくて焦りました。

1級のフランスパンは、メインがバゲット。シンプルなのに、成形がとても難しいのです。それにクープ(生地に切れ目を入れること)がまた難しい。

確か、他に、エピとシャンピニオンの成形もありました。

いずれも、事前に何回も焼いて練習して臨むので、多少は上達できたかなと思うのですけれど、1級の合格証をいただいたときは、「もう、受験しなくてもいい」と、ほっとしたものでした。

しかし、次には、ケーキの検定が待っていたのですけれど…… ケーキ作りは、あまり向いていないようで、ケーキは教えないからいいや、と、4級くらいまで受けて、あとは放り出してしまいました。

今となっては、良い想い出です。