くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

好きな街・神田神保町など

今週のお題「好きな街」

「住めば都」と言いますけれど、今住んでいる故郷、何にもない田舎町ですけれど、好きな街のひとつです。

生まれてからずっと生んでいて、一時離れましたけれど、また戻って来て、死ぬまでここにいるはずの街。

たぶん、これば理屈じゃなくて別格の好きなんだとおもいます。

他にもいくつか、旅先だったり、引っ越し先だったり、勤務先だったり、思い当たる街があります。

特に思い浮かんだのは、東京の古本屋街、神保町。学生時代、その後のOL時代を通して、ずっとテリトリーでした。

OL時代は職場が水道橋だったので、給料日の帰りは、かならず足が向いていました。当時、お給料は手渡しだったのです。

水道橋から徒歩で神保町方面へ向かい、途中「奥野かるた店」だったかな、カード専門のお店があって、そこでタロットカードを見て、それから、岩波ホールの交差点に出ました。

古本屋さんの店先を物色しながら歩き、店名を忘れましたが楽譜専門のお店にちょっと立ち寄って、書泉グランデ、書泉ブックマートと梯子して、何冊か本を買い、月替わりのしおりをもらって、岩波書店へ。

岩波書店は、今は改装のためお休み中らしいですけれど、当時は開店したばかりの新しいお店で、店内も広く、当時興味を持っていたオカルト関係の本も多くおいてあって、のんびり本を眺めて歩くのが楽しかったです。

気が乗れば、そのまま歩いて秋葉原方面へ、当時はまだオタクの街ではなくて、電気部品などを扱う店がひしめいていました。

そしてさらに、御徒町へ歩いて行き、上野駅で電車の乗り帰宅。今考えると、当時はよく歩きました。

神保町のどこを見ても本だらけの通り、独特の雰囲気があって好きでした。

古くから続く飲食店などもあって、店名は忘れましたけれど、往年の作家さんが集ったという喫茶店や、ちょっと休憩するのに居心地の良いお店もありました。

他に、旅行で行った、飛騨高山の街が良い雰囲気でしたし、夫の会社の保養荘があった伊豆稲取の漁師町も好きでした。

こうして考えてみると、これまでに関わってきた場所、どれもが懐かしくて、思い出深い場所だなと思います。