くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

アニメ『平家物語』を観た感想

Anazonn プライムビデオで、アニメ『平家物語』を観ました。

平家物語は、あの有名な冒頭の部分だけで、あとは日本史で習った切れ切れの内容を知っている程度でした。

f:id:kukiha-na:20220416113136p:plain

そういえばちゃんとお話を知らなかったなあと、興味を持って観ました。

第一印象は、アニメの絵が、切り絵みたいだ、と思ったこと。特に、お話しの語りべ的な存在の「びわ」のキャラクターを見て強く感じました。

平安後期という時代と、決して明るくないお話の内容からしても、納得できる個性的な絵柄でした。

貴族から武士への移行の時代だったせいでしょうか、清盛や、白河法皇のキャラクターが、なよやかというのか、俗物的というのか、また、源頼朝が気が弱そうな感じだったり、など男性陣が独特の雰囲気だったのも面白い解釈だったと思います。

物語を11話に纏めるために、削ったところも多く、深掘りはできなかったとと思いますが、平家の盛衰、特に「衰」の部分を中心にわかりやすく作られていたように感じます。

アニメを見ながら、そういえば、電子ブックリーダーに吉川英治の『新平家物語』が入っているのを思い出して、読み始めました。

著作権が切れた作品のせいか、全巻の合本が100円くらいで売っていたのを見つけて、購入したままになっていました。

長いお話しなので読むのに時間がかかりそうですけれど、この機会に読んでみようと思います。