お盆に、久しぶりにお墓参りに行って来ました。病気になってからずっと行けなかったもので、3年ぶりになります。
我が家のお墓は丘の上にあるので、坂道を上がっていかなくてはなりません。
坂道はたいへん
健康な人なら歩いて4~5分といったところなのですが、特に最後の20歩ほどが急に勾配がきつくなって「心臓破り」なのです。
私もかなり体力が回復して来たので、今年は歩けるだろうと行ってみました。
足のしびれのせいか、平坦な道でもたまにバランスを崩してしまったりする状態なものですから、やはり思っていたよりもたいへんでした。
夫も脊椎間狭窄症で腰痛持ちなものですから、二人してヨチヨチ歩きで、途中5回も6回も立ち止まって休みながら、なんとか上がり切った時にはへとへとでした。
病気をする前は、息を切らしながらでも休まずに一気に上がれたので、かなり体力が衰えてしまっています。
足もとの明るいうちにということで、4時頃にでかけたのですが、夏の日差しはまだ強くて、暑さも追い打ちをかけられたのでしょう。
帽子を持っていなかったので、みっともないと思いながらも、タオルを頭にのっけて日差しから逃れました。
以前使っていた医療用帽子は断捨離して捨ててしまったので、早急に麦わら帽子を1つ買わなくてはいけません。
久しぶりのお墓参り
我が家のお墓には、祖父と祖母と、父が埋葬されています。前日に夫がお掃除をしてくれていたので、キレイになっていました。
野良猫対策で、食べ物のお供えは禁止されているので、茶碗にお水を汲んで。お花を飾って、お線香をお供えすれば終わりです。
その後はゆっくり歩きながら、近くにある祖母の実家と、一番下の叔父のお墓にもお線香を上げました。
坂の途中にある動物を埋葬するスペースに立ち寄って、我が家の代々のペットたちにもお線香を手向けました。
犬のクロ、ジョン、ボギー。猫のチコ、ミケ、ミケケ、ジュリエット、トラ、ダボ、クロロ……子供の頃から一緒に育ってきた犬や猫たちを思い出して、しばし和みました。
いつかは一人で墓参する時が来る
久しぶりに夫とお墓の中を歩きながら、ぼんやり考えたのですが、いつかかならず、夫か私、どちらか一人でお墓参りに来る時期が来るのだなぁと。
これまで、そんなこと考えたことなどありませんでしたので、還暦というこの年齢になったからこその気持ちなのかもしれません。
以前よりもずっと、死が近くにあるような気がします。
決してそれが、怖いとか嫌だとかいう強い感情ではないのですが、心の奥底の方で、微かな揺れというか、寂しさというか、不思議な感覚がわいてきました。