くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

限度額適用の認定は高額医療費支払いの助船でした:病気の話15

 長期間の入院、手術、レーザー治療、CT撮影をしながらお腹に針を刺す治療、抗ガン治療、等々さまざまな治療を受けてきましたが、リアルな話、医療費はバカになりません。

ましてや我が家は現在、蓄えを削って暮らしている無収入家庭。夫が家にいてくれたおかげで、とても助かった反面、経済的にはなかなか大変です。 

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それでも病院の窓口で「健康保険限度額適用」という制度を教えてもらって手続きをしたので、かなり助かりました。

 申請書ははじめて入院する時に、病院の入退院窓口でもらったのですが、一般に国民健康保険の場合は市町村の健康保険窓口でもらえます。会社や事業所など組合健保の場合は、その健保組合の窓口などでもらえるようです。健保組合名などで検索してサイトを確認してみると、申請書をダウンロードできる場合もあります。 

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申請すると「限度額適用認定証」が発行されて、それを会計の時に病院窓口に提示することで、自己負担限度額までの支払いをすればすみます。→医療費が高額になりそうなとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

自己負担限度額は、年収によって決められていて、国民健康保険の場合は5段階になっています。

たとえば、年収が370万円~770万円の場合の限度額は80100円で、1ヶ月の医療費がそれ以上になった場合でも、80100円までを支払えば良くなります。

我が家の場合は現在「低所得者」なもので、限度額が35400円(入院中の食費などは対象外)です。

私も夫もずっと健康保険料を支払ってきましたけれど、健康だったためほとんど使うことがなく来ました。でも今回の私のようにイザと言う時にはありがたい制度だと思いました。

こういう制度があるということは、国や地方自治体は積極的に広報活動はしていません。知らなければそのまま。高額な医療費が家計の負担になることもあるのですよね。イザという時のために、ちょっと頭の片隅に覚えておくといいかもしれませんね。(→病気の話16へ)