はてなユーザーの方が出した「好きなタロットカード」というお題があったので書いてみます。
昔、カードのコレクションをしていたことは、以前の記事にも書いていましたが、その抽象的な絵柄の意味に興味をもっていただけで、占いなどはしていません。
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それでも、カードを手にした時に、なせかシックリ来るというか、特に惹かれるカードというのがあります。
その中のひとつは、上の写真、「エントロピータロット」という、GOMIさんという日本人の方が、1983年に自主製作したオリジナルカードでした。
当時のことをよく覚えていないのですが、何かのきっかけで、製作されたことを知り、ご本人に連絡して直接購入したと思います。
エントロピーの法則とか、私はよくわからないのですが、紫の色と、不思議な図形に、なにか神秘的なものを感じました。
もうひとつ、なぜか心惹かれて購入したのが、▼こちら。
「シークレット・ローズ・タロット」女性デザイナーによる大アルカナカードです。
78枚のカードの中で、どのカードが好きかというと、「愚者」のカードです。
ゼロの数字があてられたり、数字がなかったり、ヘブライ語の最初の文字アレフがあてられたりしますが。
真っ新で無垢な状態。無知でお馬鹿さんで、天真爛漫で、でも、これから何にでもなれる、可能性を秘めた状態が愚者だと思うのです。
タロットカードは「愚者の旅」を表しているなどとも言われます。
人が生きて成長して行くための人生の旅、精神的に、霊的に至高の存在へ近づくための修行の旅、いろんな受け取り方があるのではないかと思いますが、愚者は自分自身のような気もします。
生まれ落ちてから、死に向かって旅を続けなから、どれだけ自分を豊かに充実させることができるのか、試されているような気もします。