Amazonプライムチャンネル・NHKオンデマンドで、「発酵大国にっぽん」を観ました。2022年5月11日放送のドキュメンタリー番組です。レポーターは小倉ヒラク氏。
今更気がつきましたが、NHKのドキュメンタリー番組って、学びの宝庫です。
私には、わが家でのテレビのチャンネル権がなかったので、これまであまり観たことがありませんでしたが、過去の番組リストを見ると、興味深いものばかりで、嬉しい悲鳴です。
月に1000円弱という料金は高いと思ったのですが、それでも、これだけ学べれば、授業料としては良いかなと思うようになりました。
「発酵大国にっぽん」は、タイトル通り、日本には豊かな発酵文化があります。
私もパンを焼くので、酵母菌の働きは面白いなと思っていたのですが、それ以外にも、身の周りには発酵食品がいっぱいです。
番組では、八丁味噌、しょっつる、かんずり、青ヶ島の焼酎を取り上げて、実際に生産者を訪ねてレポートしています。
巨大な桶の中で、大豆がポコポコ泡を出して生きているようすは感動的でした。
また、青ヶ島焼酎の杜氏さんの一人は、大きなシダ系の植物の裏葉にある酵母を使って焼酎を造っているのだとか。酵母菌は色々なところにあって、桜の木から取り出したイースト菌や、庭の薔薇の花からとった酵母などもあるくらいですけれど、実際に、ここから取ったのだと、麦の上に葉っぱを乗せて酵母を移している場面など、映像を示されたことが、なんだか感慨深いような気がしました。