くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

手づくり教室についての雑感

今週のお題「手づくり」

バレンタインデーということで、「手作り」についてです。

40代の頃、数年間手作り教室の講師をしていたことがあります。

教えていたのはパンでしたが、知識として、色々と他の手作り講座も受講していました。

 

パン、ケーキはもちろん、料理、和菓子、飾りパン、マジパン細工、フルーツカービングに、フラワーアレンジメント、そして、チョコレートなども。

パンと料理以外は、どれも習ったというだけで、技術は伴っていませんが、今となっては、色々経験できたのは良かったなと思います。

チョコレートは、食べるのは大好きなのですが(現在は健康上控えています)、本格的に作るとなると、とても難しかったです。

テンパリングと言って、溶かしたチョコの温度を上げたり下げたり、微妙な調整が必要で、とてもデリケートな作業。大雑把な私には向いていないなと思いました。

私は不器用で、あまり芸術的なセンスがないもので、見た目を美しく飾るような繊細な作業がダメなのです。

www.ebaragioba.info

飾りパンは、パン生地を使って飾り物を作るというもので、壁飾りや、編み籠、立体的な風車の置物や、バイオリンの飾り物なども作りました。

向いていないと痛感していましたし、下手くそなくせに、いくつかクラスを持って教えていたことさえあります。

今考えると無謀でした。

そんなですから、ケーキやそれ以外の細工物は思うように上達できませんでした。

それでも、パン作りは向いていたのでしょうね。パンの発酵は興味深いですし、何度作っても課題が見てきて、挑戦のし甲斐があります。

講師を辞めてからしばらくは封印していた時期もありましたが、今は気が向けば、時々、朝食用のシンプルなパンは焼いています。

近年はおいしいパン屋さんも増えましたし、冷凍技術、保存技術の発達で、手作りするよりも簡単に、安く、おいしいものが手に入るようになりました。

どちらが良いと、比べることはできません。時には手軽にお店で買ったり、時には時間をかけて手作りをしたり。

時に応じて楽しんで行くのが良いのかなと思います。