今週のお題「やる気が出ないときの◯◯」
やる気が出ないときは「やらない」。
これじゃ身も蓋もありませんね。近年の私は、そういう生活が許されています。
でも、かっては、そうも言っていられない時期も、長くありました。
その時、どうだったかなと思い返すと、無理矢理に動いていたような気がします。
やりたくなくても、当時は家族七人。年取った祖父母もいましたし、食事に気を付けなければならない、病気の父もいましたし。やる気が出ない、なんてことを言ってはいられませんでした。
やる気が出ない時って、どんな時か考えてみると、体の疲れよりも、心が疲れた時に多いように思います。
毎日バタバタと慌ただしく過ごしていて、ふと気が抜けてしまった時「なんだか疲れたな」と思ったりしました。原因があることもありますし、特に無いこともありました。
そうなると、体が重たくなって、気持ちも鬱々として、どうにもならなくなる。
そんなとき、私の回復方法は、いわゆる「ひきこもり」でした。
誰にも会わない、何もしない、自室に引き込もて、何も考えずボーッとしていること。30分から1時間のこともあれば、半日引きこもっていることもありました。OL時代などは、家族から離れて暮らしていましたから、土日2日間誰にも会わず、ひとことも喋らずに気持ちを休めていたこともあります。
そうやって、体を丸めてひたすら籠もっていると、すこしずつ自分のやりたいことが見えてきます。「お腹空いた」「買い物にでも行くか」「詩のフレーズが浮かんだ、メモメモ」「あの本の続読もうか」等々、
私の性格として、ストレス解消にお酒を飲んだり、遊び回ったりというのはダメなんです。さらに疲れてしまい、特に酒席などは早く逃げ出したくなって、ストレスが増してしまいますから。
そんなわけで、不健康なやる気回復方法ではありましたが、ひたすら自分の殻に閉じこもることで、自分を癒やしていたように思います。