くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

陸橋の上で・新川和江

新川和江の「陸橋の上で」を読みました。 詩集『千度呼べば』(2013年新潮社・刊/2014年電子書籍版)掲載の1篇です。 この詩集には恋心を詠った詩が多く収められています。

大漁・金子みすゞ

金子みすゞの「大漁」を読みました。1924年発表の詩です。 『日本童謡集』(岩波文庫)に掲載された作品が注目を浴び、金子みすゞの代表作と言われています。

山に登る・萩原朔太郎

萩原朔太郎の「山に登る」を読みました。 『永遠の詩7 萩原朔太郎』(小学館eBook)掲載の一篇です。 初出は1917年発行の雑誌「感情」1917年詩集『月に吠える』に収録されています。 一見静かなようで、奥に情熱を秘めた愛の詩です。

カレーのつくりかた・長田弘

長田弘の「カレーのつくりかた」を読みました。 『長田弘詩集』(ハルキ文庫)に掲載されている一篇です。初出は1987年刊の詩集『食卓一期一会』(晶文社) 長田氏の詩には食べ物の作り方を詠った詩がたくさんあって、いつも食事を作っている主婦としては読むの…

二十光億年の孤独・谷川俊太郎

谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」を読みました。 谷川俊太郎詩集1『空の青さをみつめていると』(角川e文庫)掲載の 1篇です。詩集『二十億光年の孤独』は、1952年創元社から刊行されました。 谷川俊太郎というと現代日本の代表的な詩人です。 国語の教科書…

踊・八木重吉

八木重吉の「踊」を読みました。『定本八木重吉詩集』弥生書房・刊)収録の1篇です。 詩集『貧しき信徒』には愛娘の桃子を詠った詩がたくさんあって、その中のひとつです。

猫・萩原朔太郎

萩原朔太郎の「猫」を読みました。 『永遠の詩7 萩原朔太郎』(小学館eBooks )掲載の一篇です。初出は詩集『月に吠える』 萩原朔太郎は1886年(明治19年)生まれ、亡くなったのは1942年(昭和17年)55歳でした。

不安・ビートたけし

ビートたけしの「不安」を読みました。 ビートたけし詩集『ボクは馬鹿になった』(祥伝社・電子書籍版)掲載の一篇です。2000年7月発行の詩集を文庫化した本です。 ご存じお笑いビートたけし、そして、映画監督の北野武氏の詩です。 個人的には、かつて「い…

愛の嘆美・高村光太郎

高村光太郎の「愛の嘆美」を読みました。 『高村光太郎全集』(電子書籍版)の智恵子抄収録の一篇大正3年2月の作です。 高村光太郎の詩は、子供の頃に読んだ少女マンガのモチーフに使われた「あどけない話」国語の教科書に載っていた「レモン哀歌」「道程」…

もっと強く・茨木のりこ

茨木のりこの「もっと強く」を読みました。 『茨木のりこ詩集』(岩波文庫電子書籍版)掲載の1篇です。初出は詩集『対話』(不知火社・1955年) 1926年生まれの詩人で、2006年(平成16年)に亡くなっています。国語の教科書などにも取り上げられています。

言葉の死・長田弘

長田弘「言葉の死」を読みました。 『長田弘詩集』(ハルキ文庫)掲載の1篇です。初出は1977年『言葉殺人事件』(晶文社) 長田氏は1939年11月10日、福島市の生まれ、昨年2015年5月3日に亡くなっています。

わたしを束ねないで・新川和江

新川和江の「わたしを束ねないで」を読みました。 『新川和江詩集』(ハルキ文庫)掲載の一篇で。 1966年雑誌「地球42号に」発表されました。 女性、OL、主婦、母親、妻、娘、女性はたくさんの顔を持っています。(もちろん、男性もですけれど) 区分け上、女…

夏・中原中也

中原中也の「夏」を読みました。 1934年発行の詩集『山羊の詩』の一篇です。 私が持っている抜粋詩集には入っていなかったのですが、夏の詩を探していて、下記サイトでみつけました。→中原中也・全詩アーカイブ

おおきな木・長田弘

長田弘の「おおきな木」を読みました。 自薦詩集『長田弘詩集』(ハルキ文庫)に収められている一篇です。 初出は詩集『深呼吸の必要』(晶文社)。 長田弘氏の詩は、これまで読む機会がありませんでした。 実を言うと私は、小中学生時代以降はあまり詩集は読ん…

今日の詩:記事にならない事件・新川和江

新川和江の「記事にならない事件」を読みました。 『新川和江詩集』(ハルキ文庫)に収められている一篇です。 新川氏が37歳の時、1966年に朝日新聞に掲載された作品だそうです。 この詩は、私が小学生の頃に読んでいた少女マンガのモチーフとしても使われて。…

七夕のころ・金子みすゞ

童謡詩人、金子みすゞの「七夕の頃」を読みました。 『金子みすゞ童話全集』収録の一篇です。 金子みすゞと言えば、東北の大震災後、テレビCMが自粛されていた時期、ACのCMで盛んに流れて注目されましたね。 私もあの時、改めて詩集を読み直して癒やされ…

星めぐりの歌・宮沢賢治

宮沢賢治の詩「星めぐりの歌」を読みました。 日本の名詩集第5集宮沢賢治に掲載されていた詩です。 宮沢賢治作詞作曲の歌で、『双子の星』、『銀河鉄道の夜』に出てくる他、映画「あなたへ」の挿入歌として田中裕子さんが歌ったり、NHKの朝ドラ「あまち…

私が詩を書き始めたきっかけは少女マンガでした

私が詩を書き始めたのは、小学校高学年の頃だったと思います。きっかけは少女マンガでした。 当時、少女フレンドとか週刊マーガレットとか、少女向けの週刊マンガ雑誌があって、お小遣いで買っていました。その中に、詩をモチーフにしたお話があって、心を引…

心よ・八木重吉

八木重吉の「心よ」を読みました。 『定本 八木重吉詩集』(弥生書房・刊)に収録されている1篇です。 詩集「秋の瞳」の中には心を詠った詩がいくつかあって、その中の1つです。 29歳という若さで結核でこの世を去ってしまった八木重吉の詩は、私が高校生…